イギリス人とウチナンチュの同性婚のお話

英国に滞在する男性同性カップル(沖縄出身日本人と英国人)の同性婚やらビザやら海外生活やらの記録です。

沖縄を離れる選択、ロンドンそしてダブリンへ移住

時は経ち、2017年12月。

庭さんはまだフルタイムの仕事を見つけられず、このままだと就労ビザが無効になる…
入国管理局の担当の方には、「今年中には…」とある程度考慮してもらっていますが、ここまで仕事がないとは。

 

同性婚した庭さんの日本在留も、不許可だったし。
既に5年の就労ビザを取得している庭さんの条件で沖縄で仕事を探すには、厳しすぎました。やはり日本語が皆無なのが1番のネックだった。まぁしょうがない。

 

日本語が出来ない中で仕事を探すのは、想像通り厳しい道のりです。

沖縄なら英語だけでいけるっしょと思ってたのが甘かった。

ましてや配偶者ビザが認められないので、バイトはおろか滞在すら出来ないし、生活しながら日本語を覚えるのも無理。琉球大学の日本語コースに留学で学生ビザに切り替える案もあったが、資金面と開始時期がネックで断念。

 

「どこかもうちょっと大きい都市にいこう。そしたら、英語で仕事できるチャンスがもっとあるはず」

 

 

「うん、、せやな」

 

 

まぁ、そのビザや就労の問題もあり、同性カップルの日本社会での生きにくさもあり、ふたりで沖縄を離れることにしました。

 

まず、候補に上がったのは、台北

 

数年前に初めて行って都市の大きさにビックリ。こんな近くにこんな大都市があったとは。

そのあと何度か行って、いい思い出もあるし、仕事柄、台湾人と接する機会が多く、フレンドリーで印象がよかった。

早速、年末で高くなる前に台北視察へ出向。

 

今回は旅行ではなく、実際に住むつもりで色々と視察。

毎回お願いしているAirBnBのオーナーにもアドバイスをもらいながら、情報を集めました。

台北なら庭さんも英語教師で結構稼げるみたいだし、僕も日系企業も多くあって職には困らなそうだった。

何より、沖縄に近いし、飯もまぁまぁうまいし。

 

でも、

なんか、違った。

いや、台北好きだし、気に入ってるんだけど

いざ住むとなったら、んーーなんかなぁああ という感じ。
英語も日本語もかなり通じるとはいえ、わざわざ二人とも分からない中国語圏に住むか??

何よりコンビニのあの煮卵の匂いが嫌だ(ごめん、台湾の人;)

 

沖縄に戻ってきて、また吟味し直し。

その後、ニュージーランドスコットランドトロント、ロンドン、福岡、京都と移住先候補があったが、どれもしっくりこなかった。

 

そんな中、ちょうど二人でテレビに突如現れたのがこれ。

  

 

テレビで。「世界ふしぎ発見!」で。「スターウォーズ聖地巡礼」とのこと。

ここで二人とも顔を合わせ…. ニヤリと。

このとき、ダブリン行きが決定したと言っても過言ではないw

 

まぁ、と言っても、特別にスターウォーズのファンではないですが、そのあとアイルランドやダブリンのことに調べて行くといいこと沢山!

都市だけどいい感じのサイズ感だし、人も良さげだし、法人税安いし、EUなら色々手っ取り早いし、自然豊かだし!

参考:アイルランド移住|海外の暮らし・気候・治安情報【海外移住.com】

 

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そんなこんなでダブリンへの移住が決まり、仕事へ辞表を出しました。←速攻だったw

とりあえず、庭さんの実家があるロンドンへ一旦拠点を置いてダブリンで住む場所と仕事を探そうということになりました。

今度は僕のビザの問題が続出!
そしてこの移住には南城市佐敷生まれの犬も連れて行くのです。これも大変だった。
そのあたりまた別エントリーで書きたいと思います。